9月21日
  クリトリスの指輪
 

   仕事休み。ビールを飲みながら、ワシの画像コレクションを鑑賞。
 純ちゃんのクリトリスは、まるで珊瑚のようにきれい。
 桃色の丸い粒が、ぴかぴか光っている。
 指輪にしてしまいたいくらいだ(笑)。クリトリスの指輪って、いいかもな
あ。触ると、「あん!」とか喘いだりしてな。

 純ちゃんは陰毛が多いのを気にしている。
 あれだな、女はそういうのけっこう気にするね。自分の乳首は人より黒くな
いかとか、びらびらの形が変じゃないかとか、陰毛の多い少ないとか。

 私は、相手の女の体を撮影したら後で一緒に見る。
「わあ、びらびら、かわいいねえ」
「クリ、かわいい形してるねえ」
 なんていうかんじで褒める。
 好きな人のびらびらは、どれもみんな、それぞれかわいい。

「今までにも、びらびら、かわいいねえって言われなかった? こんなかわい
いびらびらじゃ絶対言われたでしょ? ダンナさんとか言わない? ちゅーち
ゅー吸いつきながら、純子のびらびらはかわいいなあって言わない?」
 純ちゃんに訊いてみると、
「そんなこと言われたことないよ。ダンナも言わないよ。黙って吸う(笑)。
自分じゃ、びらびらが大きいような気がしてたんだ。色もちょっと黒いかなあ
って。ねえ、もう画面消そー。恥ずかしいよー」
 めちゃめちゃ恥ずかしがって、かわええ(笑)。
「ホントかわいいって。純ちゃんのびらびら」
「そうかなぁ」
「かーわいいって」
「そうかなぁ。変じゃない?」
「なーにが変なん。かわええって」
「そう? そういうふうに言ってくれると、なんかうれしい」

 自分のクリトリスをちゃんと見たことがない女性って意外と多い。
 純ちゃんもそうだった。
 そういう人には、私はセックスのときに、「自分で皮を剥いてごらん」と言
うことにしている。
 はじめてまざまざと見る自分のクリトリスに、純ちゃんは、ちょっと驚いて
いた。
「きれいな桃色だね。丸くて小さくてかわいいね」
 私は言った。
「ほんとだ」
 純ちゃんは、ご対面した自分のクリトリスに感動(笑)? していた。
 うん、いいことだ。自分の性器はよく知っておくべきだ。

 多い陰毛もワシは好き。少ない陰毛も好き。
 ピンクの乳首も好き。黒い乳首も好き。
 大きなクリトリスも小さなクリトリスも好き。
 好きな人のその部分は、それぞれみんな大好きだ。たくさん褒めたくなる。

 時々、苦情を言われる。
「NAOちゃんが褒めてくれるのはうれしいけど、何度も言い過ぎ(笑)。何度
も何度も言われると恥ずかしいよ」
 たしかに、何かにつけ、ワシは言うからな(笑)。
 電話で話してても、
「ごめん、話かわっちゃうんだけど、このまえ撮った写真なんだけどね、純ち
ゃんが、びらびらをめいいっぱい左右に広げて撮ったやつ。あれ、ムササビみ
たいだよね。ぴろーんって。かーわいいよねぇ」
 と突然、話をかえる。
「もう! いいの、言わなくて! 話かえなくていいの!」        
 電話の向こうで赤面している純ちゃんが見えるようで、ワシはもちろん何度
もしつこく言うのである(笑)。







  ←Back    Index   Next→