３月２１日（火）
	重罪
	純ちゃんが髪を切った。また可愛くなった。可愛すぎる。 「もう！　ダメだよ、可愛すぎるよ！　犯罪だよ！　もう！　かわえんだから もう！」 　一緒に歩いていたワシの口調は次第に怒ってくる。 「どうして怒られるの？」 　と純ちゃんが笑う。 　だって、あんまりかわええから。 　ワシは昔からそうなんだよなあ。可愛すぎると怒っちゃうんだよなあ。 「可愛くってまったくもう……。ダメだよそんなに可愛くちゃもう……」 　ワシは一人プリプリ怒って早足で歩く。 　純ちゃんが後ろから追いかけてくる。 「今日はぜんぶ純ちゃんの奢りね。可愛すぎるんだから奢ってね。すっごい高 いもの食べちゃうからね」 「なんで可愛すぎると奢んなきゃなんないの？　直ちゃん、理屈が変」 　純ちゃんが息切れしながら笑う。 「いいの変で！」 　ワシはさらにスタスタ早足になる。純ちゃんが追いかけてくる。人波の中を 猛スピードでワシらは進んでいく。 　家に帰ったら、ＣＤラジカセを金属バットで思い切り殴ろう。新しくＭＤラ ジカセを買ったのでＣＤラジカセはお払い箱なのだ。 　純ちゃんと付き合ってると、我が家のモノは次々に破壊されていく。 　最近のワシの密やかな楽しみ。 　ウンコを一気に出さないで一度とめるとおもしろい。 　まんこと肛門の間を指で触ると大きく盛り上がっているのがわかる。その盛 り上がりを指で押すとツルリンとウンコが出てくる。まるで、コンニャクゼリ ーを容器から押し出すような感じ。ウンコが何かとても可愛いらしい物体に思 える。自然に力んで出すよりも指で押し出す方が快感は明らかにデカイという ことにワシは気づいた。気持ちいい〜。 　こんなアホなことしてたら便秘になるかな？
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