１月４日（火）
	便座で意識は遠のいて
	空気が乾燥しまくっている。 　喉が少し痛いなあと思っていたら、今日になって一気に風邪でダウン。 　しかも腹の具合がサイテー。ワシにしては珍しく便秘なのだ。一週間出てい ない。気持ち悪い。 　今にも出そうなんだけど、力む体力がないみたいで（笑）、出てきてくれな い。しばらくトイレに座っている。三十分。強烈な便意がきた。 　でも、一週間ためこんでて硬くなってる上、力む体力がないので、なんとケ ツの穴からわずかに飛び出たところで止まってしもうた。ウソー。 　ケツの穴が開いたままで、出てこないんだよー。ひー。 　これ、アナルファックしたことない女だったら完璧に死ぬね。よかった、ア ナルセックスしてて。 　いや、よくないわ。助けてくれ誰かー。奈々ちゃーん！　って呼んでもしょ うがないよな。 　いや、でも半分死んだよワシ。そのままの状態で一時間いたんだもん（こう なったら一度引っ込めよう、後で出し直そうと思っても引っ込まないんだ）。 　汗はダラダラ吹き出すわ、その汗が引いて体がブルブル震えるわ、いいかげ んケツの穴は痛いわで、意識がボーッと離れかけた。 　まじでヤバイと思った。だって、その状態で眠くなってきたんだもん。意識 が遠のいてるんだもん。ケツからウンコが出ないままのマヌケな状態で。 　奈々ちゃんは心配して何度もトイレを開ける。 「直ちゃん、だいじょぶ？」 　ごめん、答える気力もない……。 　最後の手段をワシは思いついた。これしかない……。 「奈々ちゃん……、指サック持ってきて……」 　生まれてはじめて、ワシは指を入れてウンコを取り出した。 　アナルでの指づかいは、仕事がらお手のものだ。こんなときに技能が役にた つとは！ 　すまん、尾籠な話全開で。しかし、一人ＳＭのようだったなあ。 　あー、すっげえ疲れた。このトイレ籠城で風邪も悪化した。 　だいぶすっきりしたが念のため、明日の朝きくという便秘薬も飲んでおく。 　忘れてたけど、ウンコがちゃんと出るっていうことは、それだけでとても幸 せなことなのだということをしみじみ実感した（笑）。 　きっと、日常ってそういうことでいっぱいなんだろうな。 「奈々ちゃんがもし私と同じめになったら、私が指入れて出してあげるよ」 「えー！　やだ、自分でやるよー」 「バカ、トイレで力み疲れた状態で、ケツの穴に指が入れられる？　奈々ちゃ ん、アナルファックしたことないし、ケツの穴に他人の指も自分の指も入れた ことないでしょ？　難しいって。そうゆうときは私に言うんだよ。もし、いな いときは、部屋まで這って歩いてケータイを押すんだよ。どこにいても駆けつ けて、奈々ちゃんのウンコを出して楽にしてあげるよ」 　奈々ちゃんは大笑いした。 　奈々ちゃんは笑うけど、私は本気さ。好きな人が苦しんでるときは、苦しみ ってのは、ま、いろんな意味で（笑）、私はいつだって、何だって、駆けつけ るんだ。 　えー、マナーが悪い人が多いですな、WEBTVユーザーは。 　いろんなとこから「NAO's Blue Film 」に来るけど、マナーの悪さでは残念 ながらWEBTVユーザーがダントツ。 　具体的には失礼なメールを送ってくるバカが多いということ。＠のまえを何 度も変更できる仕組みなので、それを利用してイダズラしてるわけだ。 　ワシからは一言だけ。ま、とりあえず死にくされ。そんだけ。
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