８月１６日
	巨大たこ焼きに物申す
	許せん。 　いつのまに、縁日のたこ焼きは、あんなに巨大化してしまったのだろう。 　今日も近隣の祭りに行った。規模の小さいかわいい祭り。 　どのたこ焼き屋のたこ焼きも饅頭みたいにデカイ！　あんなのたこ焼きじゃ ねえよ！ 化け物だよ！ 　饅頭型たこ焼き六個で五百円。どの店もほぼそんなかんじ。 　最初に買ったたこ焼きは生焼け状態だった。中まで火が通っていなくて、気 持ち悪いことこの上ない。あんなデブたこ焼きじゃもしや生焼けでは……と心 配していたら案の定、ドンピシャリだ。 　次に買ったのは、今度は生焼けを回避するべく火を通しすぎていて、うどん のようにもちもちだった。まーずーいー。 　なぜ？　どうして？　なんのために巨大化しているのだ？　そこに何の意味 あるんだ？ 　だいいち、一口で食べられないではないか！　楊枝で一度、半分に解体して からでないと食べられやしねえ。 　ぼろぼろしちゃって、みっともない。 　数年前から、この巨大化現象ははじまっていたように思う。 　なぜ？　焼く側の手間を省くためなのか？　本当に省けているのか？ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　花火は、世の不況を反映しているかのごとく、一発と一発のあいだが妙に長 い、ビンボーくさい花火だった。 　一発上がると、わー！　と歓声があがるのだけれど、次がすぐにドーンとい かないので、わー！　が続かないのだ。バツが悪いのである。 　この持っていきばのない「わー！」をどうしてくれるんだ、とこっ恥ずかし くなってしまう。 　時折、体にめちゃめちゃ悪そうな食べ物を無性に摂取したくなる。 　たとえば、あの合成着色料使いまくりの赤大根。ホント、どぎつい色してる よなあ。毒の固まりって感じだ。 　縁日に行くと、あれが食べたくなるのだ。 　一口コリッと齧るだけで十分ね（笑）。 ぶら下がってる赤大根を見ていたら、「どう？」と、店のおばあちゃんが一 本試食させてくれた。 　そう、これこれ！　この下品な味！　これがたまらない！ 　でも一袋は要らないよ〜。試食だけして、通りすぎる。 　金魚すくいもなあ。モナカじゃ雰囲気が出ないんだよなあ。 　奈々ちゃん、すげえ下手くそ。すぐモナカがヘナってしまう。 　一匹もすくえずに、二匹、おまけにもらう。 　まだバスが出ていた時間だったが、散歩しながら帰ることにした。 　ビールでほろ酔い、いい気分の奈々ちゃんに、途中で「おんぶして」と言わ れる。 「学校はどうすん？　家には帰らないん？」 　奈々ちゃんをおんぶして歩きながら、私は言う。 「NAOちゃん、あたしを追い出そうとしてんだ」 「なんだそら」 「してるー。あたしがじゃまなんだー。そうなんだー」 「なーんだそら。そんなこと言ってないじゃん」 「今、心の中で言ったー」 　奈々ちゃんは、私の頭をぺちぺちと平手でぶつ。ぺちぺちぺちぺちぶたれな がら、私は歩いた。 そのうち寝息が聞こえてきた。眠ってしまったようだ。 今、一番おもしろいメールマガジンは、なんといってもサイバッチだ。 サイバッチ、いいよなあ。東芝サポート問題専門のメールマガジンに、私も 早速登録した。 ネットの力をまざまざと見せつけた福岡県の告発者Ａ氏に、ここになって、 「ほんとはやっぱり筋金入りのクレーマーだった？疑惑」が急浮上。アッハッ ハッハ、そうなの？ サイバッチは総力をあげて、Ａ氏の過去のクレーマー手口を暴露していくら しい。いやー、おもしろいな、どんどんやってくれ。 慶応大学輪姦魔の個人情報もがんがん暴いてたしな、サイバッチ（笑）。
	←Back　　　 Index　　　Next→